アメリカでは同じ罪で二度は裁けないんだってね。
だから一度無罪判決が出てしまったら、もう二度と罪に問えないわけだ。
O.J.シンプソンが無罪を獲得し、自宅に帰った時にカメラに向かって言い放った言葉。
『検察官はさつ人者を勝たせてしまったな!』
もうこれが全てを意味してると思うんだよね・・・
今となって真相はわからないかもだけどさ・・・
だって、本当に何もしてないなら、こんな事言わないでしょ?
1994年6月13日・・・
アメリカ・カリフォルニア州のロサンゼルスで起きた凄惨な事件。
O.J.シンプソンの元妻と元妻にメガネを届けにきたロナルド・ゴールドマンという青年がころされた。
疑われたのはO.J.シンプソン。
元フットボール選手で俳優であった彼は5億円もの大金で自身の無罪を勝ち取るための弁護団ドリームチームを結成。
どうみてもO.J.が犯人であると思われる証拠が見つかってもスルリとかわす・・・
結局無罪を勝ち取ったO.J.・・・
しかし納得がいかなかったロナルド・ゴールドマンの父親が民事でO.J.の死に対し責任を問う裁判を起こした!
この選択がO.J.の運命を大きく変えることになる!!
刑事裁判の時は、弁護団に全てを任せ、一切発言しなくてもよかったO.J.だが、
民事ではそうはいかない、訴えた側、訴えられた側・・・両者の証言の印象で判決は下る。
もし、O.J.が発言を拒めば印象は悪くなる。
そうなれば、必ず証言をしなければならなくなるのだ。
しかし、民事裁判のO.J.に対する度重なるインタビューでも、のらりくらりかわす。
そしてリミットである10日目のインタビューを終えてなお、O.J.を追いつめる決定打を得る事はできなかった。
弁護団が諦めたその時、新聞に1枚の写真が載っていた!!
この一枚がO.J.を地獄の淵に叩き込む一枚だったのだ!!
その一枚の写真がこれ。
サツガイ現場で見つかったゲソ痕・・・靴の足跡・・・
その靴を絶対に持ってないし履いた事もないと主張していたO.J.。
しかし、この写真にはその靴がきっちり映っていたのだ!
しかもわずかに映る靴の底の模様も一致。
もはや言い逃れは出来ない。
結局これが決め手になって有罪判決になったようだ。
その写真を見た時のリアクションが全てを物語っていたね。
その後のO.J.の人生は酷いモノだったらしいね。
今は窃盗罪で檻の中かな・・・
かつてのスターがここまで落ちてしまうとはね。