今日のイッテQ3時間スペシャル!
本当に凄かった・・・リアル南極ですよ・・・
南極に行くだけでも、相当大変だけど、イモトたちイッテQ登山部は、南極大陸最高峰である、ヴィンソン・マシフに挑むっていうんだから、本当に大したものだ。
イモト程の人間さえも、その過酷さにやられてしまうのだから、
並大抵の精神力がなければ、とてもじゃないが登頂は無理だろうね。
ヴィンソン・マシフ情報
七大陸最高峰の1つが南極大陸にあるヴィンソン・マシフ。
4892mと、他の最高峰と比べ、高さでは見劣りするかもしれないが、
その環境の過酷さを加味すれば、難易度は最高レベルじゃなかろうか。
南極大陸のユニオン氷河という場所から、飛行機で150kmいった先に、
ヴィンソン・マシフはそびえたっているそうだ。
南極情報
南極大陸までは、プンタ・アレナスから飛行機で4時間30分・・・
3000kmも南下してたどり着ける。
その南極大陸の総面積1388万K㎡((((;゜Д゜)))
アメリカがすっぽり入っちゃう程の大きさのようだ。
この大陸は最大4700mもの、分厚い氷でできてるんだってさ。
富士山よりも分厚い氷ってすげぇよね。
実際に南極に降り立つと、小高い山がチラホラあるのだけど、
これは実際は3000m級の山が、顏を出してるだけ・・・
降り立った地点がすでに標高が高い状態なのだ。
その高さ平均2000mだって!
それ故に北極と比べ気温も、こちらの方が数倍寒い。
北極の年間平均気温が-18℃に対し、南極は年間平均-50℃っていうから驚きだよね。
ちなみに北極の標高は高くてせいぜい10m程度なんだってさ。
いや、-18℃ってだけでも想像できない位寒いのに、
南極は-50℃・・・ちなみに観測史上最低温度は-89.2℃だってさ( ̄□ ̄;)!!
もう桁が違いすぎて、全然想像できないよね。
イモトたちは、このユニオン・グレーシャーキャンプという拠点に一旦身を置き、
それから目的地へ飛行機で移動する。
このキャンプはアメリカのツアー会社により、11月~1月の夏季のみ設営されてるそうだ。
観光や登山など、あらゆる目的地にいくまえのベースキャンプって感じだ。
至れりつくせりの施設になってるよ!
個室トイレやシャワーも完備b
イモトたちは一旦、ユニオン氷河から約1200kmの南極点に行き、タイトル回収をするw
まさに世界の果てまで来ちゃったってね。
南極条約に最初に加盟した12の国旗が立てられてる。
南極は、どこの国にも所属せず、色々約束事も多いみたい。
例えば、自然環境を守る為に年間250人までしか立ち入れないんだって。
南極条約では、領土主張の凍結、軍事目的の利用禁止、資源開発の禁止なんかも決められてる。
他にも、日本人が南極に行く場合は、環境省へ『届出』を提出しないといけないんだってさ。
南極点の近くにはアムンゼン・スコット基地(1956年建設)があり、ここでは気象情報や天体観測、科学実験など、多岐にわたって研究がおこなわれてるそうだよ。
凄いのは、この建物、柱の上に建設されており、降り積もる雪に合わせて柱が上下するんだってさ!
12月19日/ヴィンソン・マシフ入山
飛行機にて、ヴィンソン・マシフのふもとのベースキャンプにやってきた一同。
標高は2140m・・・当然ながら凄まじい寒さだ。
ここで豆知識。
南極の空気は澄み切っていて、不純物を含まないため、白い息が出ないんだって。
ではここで、ヴィンソン・マシフの登山計画をまとめると・・・
ベースキャンプから二つのキャンプを経由して、片道27kmの山道を登っていく!
頂上は4892m!
天候に恵まれ、順調にいったとして一週間で登頂可能だってさ( ̄□ ̄;)!!
ここでイッテQ登山部のメンバー紹介
貫田宗男 /天国じじい
倉岡裕之 /ヴィンソン・マシフ登頂5回
中島健郎 /日本山岳界ホープ
中村俊啓 /プロ
小久保壮 /プロ
下池晋 /チームドクター
石崎史郎 /ディレクター
藤野研介 /ディレクター
小野寺健 /ディレクター
石井邦彦 /カメラマン
廣瀬あかり/音声
門谷優 /カメラマン
さらにヴィンソン・マシフ登山経験17回のベテランロシア人クライマーアレックスをはじめ、アルチョンとウラジミールも加わる!
安全最優先のチームが結成!!
ヴィンソン・マシフとの戦いは寒さや天候だけでなく、空気中の酸素を取り込みにくいこともあり、標高に関わらず高山病のリスクがあるそうだ。
なので、まずは2日間過ごし、高所に体を慣らしていく。
南極は白夜で夜がこないようで、この明るさで深夜0時のようです!
12月20日/親睦会・荷揚げ
2日目・・・
親睦会を兼ねて、登山部各自で芸人の持ちネタを披露w
-20℃とかの世界で肌露出したり、真っ裸になったり、ちょっと頭くるっとるww
ある意味バカじゃなきゃここには立てないのかもだね。
もちろん、バカ騒ぎだけに費やすはずもなく・・・
精鋭メンバーで、ローキャンプへ荷揚げへ向かう。
イモトはメンバーに含まれない。
70kgの荷物をソリに乗せ、ローキャンプを目指す。
■スケジュール
20日/今日
21日/ローキャンプへ移動
22日/高所順応&荷揚げ
23日/休息日
24日/ハイキャンプへ移動
25日/最終アタック
26日/下山
27日/天候崩れる
順調にいけば、このスケジュールでいくことになる。
しかし、早速ここでトラブルが!!
なんとイモトが風邪を引いた・・・
鼻・喉・熱と・・・トリプルコンボ。
ここは南極・・・当然病院などありはしない。
点滴もすぐに凍りつくため持ってきてはいない。
頼れるのは薬のみ・・・幸先悪いが、スケジュールを考えると、完治は待ってられない。
とにかく経過を観察することに。
荷揚げチームも帰還。
その様相から、いかに過酷だったかが伺える。
プロの登山家でさえ、苦戦する・・・これが極地ヴィンソン・マシフなのだろう。
12月21日/ローキャンプ移動日
幸い、イモトの熱は下がった!
しかし、鼻づまりや喉には、まだ風邪の症状が残る。
万全の状態で挑めればよかったのだが、天候の事を考えれば、スケジュールを狂わすわけにもいかない。
予定通り、標高2780mのローキャンプを目指すことに!!
ベースキャンプから、高低差600m・・・
距離にして9km・・・これを7時間で登るという。
風邪で体調が万全じゃない中、これは厳しい!!
重装備に加え、ソリに荷物を載せて引かなければならない。
総重量20kg・・・これで、この過酷な中を7時間((((;゜Д゜)))
想像を絶するレベルだよね。
出発して7時間半!なんとかローキャンプへ到着!
明日は高所順応と荷揚げを行う予定だ。
だが、ここで予想だにしなかった展開が一行を襲う!!
メンバーが眠りについた深夜0時すぎ・・
なんと予報になかったブリザードが吹き荒れる!!
テントがもってかれそうな凄まじい風!!
推定風速33m/s!!
台風をも凌ぐ風が吹き荒れる!!
メンバーはテントから出てきて、氷の壁をつくり、テントを守る!!
体感温度は-50℃以下((((;゜Д゜)))
なんとか風が止む事を祈りつつ、テントの中でふんばることに。
12月22日/凄まじい風で身動きとれず・・・
この日も風は止む事はなく、テントから出ることすらままならなかった。
すでにスケジュールに狂いが生じ、不安がよぎる。
12月23日/テント修復
翌朝・・・風は収まり、快晴。
気温も-12℃と、南極においてはましな方だ。
外に出てみて、一同が目の当たりにしたのは、自然の猛威による傷痕だった。
10個あったテントのうち、8つが崩壊するという大惨事。
にも、関わらず、山の男達は、これを黙々と修復する。
テントの予備など、もちろんないので、自分達で直すしかないのだ。
・・・・・
・・・
結局6時間を費やし、元通りに直してしまった。
しかし、結局この日も何も出来ぬまま終わりを迎える。
21日/ローキャンプへ移動
22日/高所順応&荷揚げ
23日/休息日
24日/ハイキャンプへ移動
25日/最終アタック
26日/下山
27日/天候崩れる
本来のスケジュールであれば、先日のうちに高所順応を兼ねた荷揚げを済ませているはずが、何もできてはいない。
2日のロスはかなり大きいようだ。
そこで話し合いの結果、強攻策に出ることに。
今後の天候がどうなるか解らないので、容易に日程を後ろにズラすこともできない。
なので、天気がいいうちに、いったれと!
つまり、高所順応と荷揚げは中止!
明日は、現在のローキャンプから、大量の荷物を持ち、ハイキャンプへ移動!
そして、予定通り、25日に最終アタックをすることに!
しかも登るだけではなく、ベースキャンプへ一気に下山するとこまでが25日のスケジュールに組み込まれた。
今まで高所順応を、すっ飛ばして臨んだことはないため不安は尽きない。
それでもやるしかない状況のようだ。
風邪を引きずったままのイモトが心配だが・・・もう後には引けないか。
12月24日/ハイキャンプ移動日
天候には恵まれた!
重さ15kgの荷物を背負い、いざハイキャンプへ!!
ヴィンソン・マシフ最大の難所と呼ばれる、1kmも続く急斜面を、この装備で進むというのだ・・・
すげぇ大変だろうな・・・
そして午後4時!ローキャンプを出発!!
傾斜45度の雪道をロープを伝って登っていく・・・
とんでもないことだよな・・・
長い道のり・・・当然襲ってくる、脱力感・倦怠感・・・
それを乗り越え、イモトたちはハイキャンプを目指す。
そして、ついにたどり着いたハイキャンプ!
標高は3780m!すでにクタクタである。
だが、本当の地獄は明日・・・
クリスマスだというのに、過去最大に過酷な登山が幕を開ける・・・
12月25日/最終アタック
高低差1120m!往復14km・・・時間にして17時間もかかる道のりを彼らは進むというのだ。
ハイキャンプから頂上へ、そして頂上からベースキャンプまで、一気に下山!
17時間って・・・おっそろしいわ・・・
そして迎えた午前11時45分・・・
ヴィンソン・マシフ最終アタックスタート!!
・・・・・
・・・
出発から1時間半・・・
標高3900m地点で、目指す頂上が姿をあらわした。
近いようで、まだまだ先・・・
・・・
・・・・・
出発から4時間・・・
標高は4450m!
大分登ってきている!
思っていた以上にハイペースでこれているような。
だが、イモトの心身は、すでに限界・・・心が折れてしまう。
それでも仲間の励ましを受け、何とか一歩を踏み出す・・・
どれだけしんどいのか想像もつかないレベル。
あのイモトでさえ、心が折れるほどですから・・・僕なんかでは到底耐えられないでしょうね。
・・・・・
・・・
出発から5時間・・・
標高4500m地点で、ようやく初めての休憩・・・
普通に5時間無休で歩くのだって、辛いのに、極致で重装備で、登山で・・・
もう頭が下がりますね。
この高さになると、呼吸さえもままならないそうだ。
息が全然入ってこないほど空気は薄い・・・
そんな中、石崎ディレクターが不調を訴えた。
どうやら高山病になってしまったようだ・・・フラつく石崎D・・・
一旦別働隊に移動し、万全なイモトたちは頂上を先に目指すことに。
石崎Dはアレックスが面倒を見てくれることになったが、ベテランの倉岡さんの判断で、石崎Dには下山の命令が下された。
ここは南極・・・一つの判断ミスが悲劇を生む。
本人のやる気は買うが、時には厳しい判断が迫られるのだ。
だが、この石崎Dのリタイアが、イモトの闘争心に火をつけ、原動力になった。
ここまで一緒に登ってきて、頂上に立てない無念・・・
仲間達なら痛い程に解るだろう。
石崎Dにあとを託されたイモトは強かった。
最終ブロックに入り、険しさを増す山・・・
頂上稜線は遮るものが何もないため、強烈な風がイモトたちを苦しめる。
気温は-27℃・・・
強風の中をひたすらに・・・そして着実に進んでいく・・・
そしてついに!!
南極大陸最高峰のヴィンソン・マシフ登頂成功!!
おめでとうイモト!!
すごい事ですわ・・・
出発から8時間で登頂かぁ・・・
お疲れ様です。
頂上からの景色・・・
8Kカメラだっけか・・・機材をここまで運んだカメラマンも本当に凄い。
イモトは、みんなの力があったからここにこれたと。
映ってない登山部の仲間達、途中でリタイアした仲間たち、そんな彼ら皆を讃えてましたね。
すばらしい!
登山部皆凄く頑張ったと思います。
まとめ
その後、ベースキャンプまで戻ってきたイモトw
石崎Dはウザいくらい元気でしたとさw
ちなみに、2019年のイッテQカレンダーの2月にヴィンソン・マシフの写真が使われるそうです。
感動をありがとう!!
そして南極といえば、現在絶賛放送中の宇宙よりも遠い場所!
物語は中盤・・・いよいよ彼女達も南極に向かいます。
本当にいい作品なんですよこれ・・・
現在7話まで放送されて、ハズレが1話もない(((( ;゚д゚)))
今季アニメの中でもかなりオススメできるので、南極に感動した人は是非見るべし!